室戸廃校水族館に行ってきた
最近インスタやTwitterで人気の廃校水族館に女子大生2人と行って来た。
今年最大の台風21号がやって来るというので、天気が相当荒れるのではないかと心配だったがほぼ快晴で問題なくたどり着くことができた。
廃校水族館自体が住宅地っぽいところに突然現れるので最初見たときはおぉー!とちょっとテンションがあがった。
一階が受付で二階が水槽エリア、三階は展示エリアになっている。
二階の教室に行くとすぐに手洗い場で作られた小さいタッチプールがあった。
中にはナマコとかヤドカリが多いが全体的に磯にいそうな生き物が多い。
カニがいたので捕まえてみた。
隣には教室があって休憩している人もいた。
廃校になっているのだが、机などはまだ使われているいるみたいに綺麗だった。
奥が水槽エリアで、中央に何匹かウミガメが展示されている。
他の水槽には生まれたてのウミガメが一生懸命泳いでいてこちらも見応えがあった。
続いて三階の展示室だが、こちらは骨格標本やホルマリン漬けの展示がメインとなっている。
女子大生のうち1人が理学部で自然関係の学科に所属してるので、骨格や石の標本の説明をしてくれて思いの外楽しめた。
ホルマリン漬けは結構大量にあるので苦手な人はあんまり見るものがないかもしれない。
続いて25mプールの展示へ向かうことになったのだが、廃校時の校舎の写真も展示されていてノスタルジックな気持ちになった。
現在はこんな感じで亀やハンマーヘッドシャークがいる。
だが隣の体育館はそのままになっていた。
もしかしたら今後何かの展示に使うのかもしれない。
水族館の展示自体は全体的に少ないと思う。
ただ、この水族館は廃校という場所がかもし出す寂しい雰囲気と、魚を楽しんでもらおうという演出が1つの空間に存在している。
そもそも室戸は高知市から車で2時間かかる田舎である。電車も通っていない。
そんな田舎の廃校といえば少子高齢化や人口減少といった社会的な課題を思い浮かべやすい。
そんな閉鎖的だった空間にあえて人を楽しませる水族館を作りだしたことで、より水族館の楽しさ、面白さ引き出している。
都会にはない、室戸ならではの水族館だった。
室戸廃校水族館のTwitterによると、来館者はすでに7万人を突破しているそうだ。
廃校水族館がなかったら高知県在住の私もここまで来なかったと思う。
高知の知らない部分が見えた気がして楽しかった。
最後にドルフィンセンターでイルカと触れ合って帰ろうと思っていたが台風のため閉園となっていたので、近くの道の駅でご飯を食べて帰った。
帰る頃には波が防波堤を超えるくらいに高くなっていた。
台風が近づいているのをひしひしと感じながら車を走らせた。
明日の昼から午後にかけて高知を通過するそうだが、被害が少ないことを祈るばかりである。
risapper