ゆるーく字を書く

risapperです。ライター業再開しました。

街飲みしてきた

小学校からの友人と半年振りに飲んできた。

 

魚介が食べたいということになったので、魚が美味しい店を予約した。

 

7時半に予約して行ったのだが着いてみると店のおじちゃんに「7時に予約やったにこんかったきもうあんたらの席ないで」みたいなことを言われる。

 

「予約の席を代わりに入れちゃうき、時間になったらカウンターうつりや」とおじちゃん。

 

しかし友達もちょっと遅れてたので「友達が来るまでまつので、その時席が空いていたら入らせてもらいます。」と伝えてとりあえず外でまつことにした。

 

友達が来て事情を話すと「じゃあ別の店にする?」と言ってたが、席がちょうど空いたらしくてその店に入ることになった。

 

「次からちゃんと連絡してくれな店は困るきね、普段空いちゃうらあめったにないがやきこんなこと」と、おじちゃんがタラタラ文句を言いながら案内してきて若干友達が「いやほんまは7時半やったし」と軽くキレていた。

 

私はたしかに7時半に予約した記憶があるのだが、「そうだったんですねーすみません次から気をつけます」と適当に謝っていた。

 

基本的に事なかれ主義である。

 

席につくとすぐお通しが来たので目についたゆずサワーを注文した。

友達は梅ワイン

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ゆずサワーはごっくん馬路村の炭酸が入ったみたいな味でジュースみたいだった。

梅ワインも少し飲ませてもらったが、梅酒より甘すぎなくて後味が白ワインのようで飲みやすかった。

 

早速カツオのお刺身となすの漬物を注文した。

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このカツオのお刺身が甘くて脂が乗ってて本当に美味しかった。

おじちゃんはムカついたけどここの魚はやっぱり美味しい。

なすの漬物も甘すぎずもっちりしてて美味しかった。

友達も若干機嫌がなおってきた。

 

この友達とは、結構近況報告がてら愚痴とか悩みを言い合って意気投合する仲である。

 

お互い長年彼氏なし、根暗で真面目という共通点があるので悩みが一致することが多い(笑)

 

今回は2人とも職場についてだった。

 

友達は前々から公務員に転職したくて、仕事しながら勉強してきたのだが最近うまくいっていないらしい。

 

「勉強に集中できる歳じゃなくなったなって思う。」と友達が言った。

 

私は勉強すること自体20歳で諦めたので、共感すら出来ないのだが、その言葉に妙に納得した。

 

頭も結局筋肉と一緒で鍛え続けないと維持できないと思う。

でも鍛えていたとしても体は老いていくので、速度はゆっくりながらも、パフォーマンスは下がってしまう。

パフォーマンスを下げたくなければもっと鍛えるか、他の思考を捨てて1つに集中するかしかない。

 

友達とは20年近く交流があるが、今と昔変わらないようで変わってるんだなと時の流れを感じた。

 

私達はあまり恋愛が得意ではない。なので結婚も意欲的に取り組まない。

 

しかも今の職場でキャリアを積む気もない。

 

なのに歳だけとってきている。

 

「生きていくって大変やなってほんま思う」と友達が言って「ほんまでね」とまた納得した。

 

この飲み会では高確率で夢も希望もない話をずっとしているが、なぜかあまり暗くなることはない。

 

むしろ話していくうちに気が楽になってくるので、私は以前からなぜだろうと思っていた。

 

考察するに、これが私達の自然体なのだ。

 

女性の理想とか、社会的キャリア、役職というのは結局私達が生まれてから社会に与えられた概念だ。

 

それを叶えることで、人は社会に居場所を見つけるし、存在意義を感じるのだと思う。

 

そして人はそれぞれ与えられた場所で社会になじもうとするし、貢献しようとする。

 

私達ももちろん、学生時代は勉強を頑張った(友達にいたっては今もである)し、今だって仕事に不満はあるけど自分なりに一生懸命している。

 

婚活だって苦手だけどパーティに参加している。

 

でも私達1人1人人間としての人生の感想は「もっと楽になりたいなー」「適当がいいなー」「めんどくさいなー」なのである。

 

努力とか、目標とか、忍耐とかもう出来ないよー

 

というのが本音である。

 

生まれてから社会に与えられた概念に、もう人間としてついていけてない。

 

なまけものとか、イタイって言われるからもはや周りには言わないけれど、これが本音である。

 

だから似た者同士が揃った時には隠す必要がなくなるので身も蓋もない話ばかりするのだ。

 

翌日には普通にまた仕事を始めて、何も思ってないふりして生きていくのである。

 

この飲み会に名前をつけるなら毒抜き飲み会だと思う。

 

愚痴ばっかりだけど、それで楽になってまた頑張っていける。

 

2時間くらいそんな話をして次どこいくかという話になった。

 

思いっきり歌いたいということで、二次会はカラオケに決定。

 

アクアタイムズとか、ジュディマリとか天城越えなどお気に入りの曲を2人で思いっきり歌って帰路についた。

 

キラキラしてないけど、私にとっては有意義な飲み会であった。

 

最後に、

基本的にこのサイトでは行ったところは名前つきで紹介するつもりだが、今回味は良かったけど接客があんまり好きでなかったので、名前をふせることにする。

 

いい店があればまた詳しく紹介しようと思っているのでどうぞよろしく。

 

risapper