松葉川温泉に入ってきた
先週の土曜日は仕事が入っていたのだが、訳あって午後から休みになった。
サービス業についていながら、土曜日に休みが取れるのは滅多にない。
大変貴重な休みなので、急遽姉と、2歳と4歳の姪っ子2人で出掛けることにした。
1時間程度で出かけれるところで、ゆっくり出来て、子供が楽しめるところで考えたところ、松葉川温泉に決定した。
支度して1時ごろ出発、高速に乗って最寄りのインターチェンジで降りたのだけど、ここで少し問題が浮上した。
実はこの日、四万十市で有名な花火大会があって、予想以上に道が渋滞していたのである。
「引き返すかえ?」と聞いたが、戻っても他に選択肢はない。
「道の駅で、裏道ないか聞いてみよう」と姉が言うので、とりあえず道の駅あぐり窪川に寄り道した。
余談なのだが、ここの出店で売られている豚串は柔らかくて甘いお肉でとても美味しいので、是非買うといいと思う。(期間限定かもしれない)
私が豚串を買っている間に、姉が店員さんに裏道を聞いてきてくれた。
少し狭い道だったので、車に慣れた姉が運転していくことになった。その間私は豚串を食べながら景色を堪能することにした。
窪川というところはお米や畜産業が盛んで、市場では高く取引されているらしい。
私達が走る道は延々青々とした田んぼ畑だった。
やや日が暮れかけていて、雲から陽光が差して、まだらに青い田んぼ畑を照らしていた。
その風景を眺めていること30分ほどすると、そのうち流れの速い川が道の横に現れた。
その川にそって道を走らせてまもなく、松葉川温泉がひっそりと現れた。
こぢんまりとしているが、駐車場はほぼ満車で、広島ナンバーや大阪ナンバーの車が停まっていた。
松葉川温泉は宿泊、温泉のみの利用も出来るところなので、県内外から多くの利用者が訪れる。
私達も早速受付で入浴金を支払うことにした。
「子供のめんどう見てくれるし、温泉代だしちゃお」と姉が言うので、私はタダでお風呂に入ることができた。
はしゃぐ子供2人を裸んぼにしていざお風呂へ。
ここの温泉はそんなに広くないが、露天風呂がとても気持ちいい。
露天風呂へ向かう通路を通ると、3メートルほどの露天風呂に到着する。
そして目の前に柔らかい日差しに当たった色濃い緑の山林が現れる。
どこかでザァザァと川の流れる音が聞こえる。露天風呂の真下に先ほどの川が流れているからだ。
この川は有名ではないけれど、山の緑に負けない濃い青い色で、山の奥からせっせと流れている。
子供がキャアキャアはしゃぐ声と、川の流れる音だけが露天風呂にひびいている。
何分たったかわからないが、とにかく私は川をただずっと眺めていた。
実は最近、自分の恋愛について、少し悩むことがあった。
私の婚活は今も続行中だ。
2年程やってみてわかったことが、自分がかなり受け身で生きてきたということだ。
好意を抱いている異性には怖くていけないくせに、好意を寄せてくれる相手が自分のタイプでないと好きになれない。
相手なりに積極的に来てくれたとしても物足りなく感じてこちらから行動することはほぼない。
結婚したい気持ちはあるのだが、どうしても行動するまで気持ちが行かないのである。
こんな自分がどう動けばいいのかずっと考えていた。
でも川の流れを見ているうちに「なるようになれで、ながれのままに受け入れたらいいか」という気持ちになってきた。
好き嫌いとか、タイミングとかはとりあえず無視して、来てくれた人には人としてしっかり向き合う。合わない時はその時、真剣に対処を考える。
自分が好きになった人は当たって砕ける覚悟で必死に、一生懸命追いかける。
それが人として、女性として自然の道理にあった生き方だよなと思った。
そんな風に自分の考えがだいたいまとまって、気持ちのつかえが少し取れた。
子供がのぼせてしまわないうちに出ることにしたのだが、姉が帰りも運転してくれることになったので、私は自販機で缶チューハイを飲んだ。
お風呂あがりのお酒は本当に気分がいい。
缶チューハイ一本じゃ物足りなくなって、そのあと帰ってから姉とガッツリ飲んだ。
いいリフレッシュ休暇となった。
画像は一切ないが、次回はしっかり撮ろうと思う。
出来るだけ間を空けないように頑張るのでどうぞよろしく。
risapper